株式会社マルク

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不登校児童への復学支援を開始

株式会社マルク(本社:愛媛県松山市/代表取締役:北野順哉/証券コード7056、以下「当社」)は、2021年3月1日より、運営する放課後等デイサービス「マルクスコラ」に全5教室において社会的課題の解決および療育支援の一環として、不登校児童の復学支援を本格的に開始します。

1.不登校児童の現状について

2018年文部科学省公表の統計データによると、全国の小・中学校の児童で164,528人が『不登校』になっている実態が明らかなっております。また、不登校生1,000人当たりの統計データによると全国平均で16.9人に対して、愛媛県は13.5人の調査結果となっており、実際に1,396人の児童が不登校の状況にあります。

不登校になる主な理由として、人間関係(友人関係をめぐる問題・教職員との関係性の問題・家庭に係る状況等)に関することが全体の7割を占めている状況です。また、「ニート」の問題においても、ひきこもり経験のある方が30%あり、その内、統計上約60%弱の方が「精神科・心療内科への通院歴あり」と回答していることから、対象者に合わせた早期な支援が求められていることが伺えます(引用:愛媛県HP統計データより)。

とりわけ現在は、コロナ禍での閉塞した社会環境の影響が大きく、それをきっかけに不登校でお困りの保護者様や学校関係者様のお声をお聴きする機会や同様の報道が増加しており、大きな社会問題の一つとなっていることが考えられます。

2.不登校児童への当社の支援(療育)について

これまで当社が運営する放課後等デイサービス「マルクスコラ」では、4教室で累計14名の不登校児童の受け入れを行ってきました。日中の居場所として利用するケースや復学に向けた第一歩として利用するケース等、利用理由や抱えている課題は児童によって様々ですが、実際に利用を通じて学校へ復学されたケースも事例として出てきました。

そのため、現状のコロナ禍においての社会不安や学校での人間関係など、様々な理由から不登校(もしくは不登校気味)となってしまった児童に対して、コミュニケーションのプログラムやeスポーツを活用した当社の療育サービスを提供し、より多くの不登校児童の復学を支援するためにこの度マルクスコラ全5教室にて本格的に受け入れを開始いたします。これらの支援を通じて不登校や引きこもり等の社会課題への解決へと繋げていきます。

3.サービス提供について

放課後等デイサービスという児童福祉制度を活用するため、利用に際しては現在住居のある市町村の障がい福祉課で「児童通所受給者証」の交付が必要となります(障がい者手帳の有無は問いません)。まずは各教室5名程度の受け入れを予定しており、児童一人ひとりの利用ニーズを把握し、個別支援計画に基づく適切なサービス提供を実施します。

4.就労自立準備型 放課後等デイサービス「マルクスコラ」について

当社が運営する放課後等デイサービスの特長は、障がい者の就労支援を10年以上展開してきたマルクグループのノウハウを活かした「将来的な就労や自立のための療育」を提供していることです。単に学童保育的に預かるだけの放課後等デイサービスが多い中、障がい児童の将来的な就労や自立に向けての各種スキルの獲得に向けて様々なプログラムを提供しています。

具体的には、身だしなみや金銭管理、公共交通機関の利用などの「生活スキル」
職業体験やワークサンプル、PCプログラミングなどの「働くスキル」
言葉遣いや挨拶、ボランティア体験などの「社会性スキル」
共感や協調性、自己表現などの『コミュニケーションスキル』
これらの就労や自立において欠かせないスキルを総合的に身に付けることができます。

2021年2月現在、松山市内5教室を運営し約200名の障がい児童が在籍をしており、過去の卒業生は、進学・一般企業や福祉事業所への就労等、進路決定率100%となっています。

【本件に関するお問合わせ先】

株式会社マルク 放課後等デイサービス事業部
TEL:089-909-5609(月曜〜金曜10:00~19:00)
担当:谷口・富永  Email:info@maruc-group.jp

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